私たちは、単に図面通りに製品を作るだけではありません。お客様が製品をどのように使用されるのか、どのような環境で搬送されるのかといった、図面だけでは読み取れない細かな情報まで丁寧にヒアリング。そのうえで、最適な厚み、形状、素材を選定し、製品設計を行います。必要に応じて試作品を作成し、量産前に強度や形状の再現性を徹底的に検証。この事前の綿密な打ち合わせと検証プロセスが、不良の発生や手戻りを未然に防ぎ、安定した量産体制の基盤となっています。
真空成形、裁断といった各製造工程において、熟練した作業員による目視検査、精密な寸法検査、そして異物混入防止策を徹底しています。製品の形状や素材の特性に応じて複数回のチェックポイントを設け、加工精度と外観品質の両面から、基準を満たさない製品が後工程へ流れないよう、厳しく管理しています。
ノギス、ピンゲージ、厚み測定器といった各種測定機器を用い、製品寸法が規格通りであることを実測データに基づいて管理しています。これらの検査記録は製品ロットごとに適切に保管され、万が一の場合にも、いつ、どの工程で製造された製品かを迅速に追跡できるトレーサビリティ体制を確立。これにより、原因究明や品質改善へと迅速につなげることが可能です。お客様のご要望に応じて、これらの検査成績書を発行することも可能です。
パール化成品は、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得しています。これは、私たちが製品を提供するだけでなく、そのプロセスにおいても環境への負荷を低減し、持続可能な社会の実現に貢献する企業であることを目指している証です。
省資源・省エネルギーを推進し、リサイクル可能な製品開発にも力を入れることは、企業の社会的責任を果たすと同時に、お客様の多様なニーズに応える高品質な製品づくりにもつながっています。この認証に基づいたマネジメントシステムを継続的に改善することで、環境と品質の両面でお客様からの信頼に応えていきます。
認証情報
| 登録番号 | JA0284-23E-2 |
|---|---|
| 登録年月日 | 2002年10月23日 |
各設備・工程ごとに詳細な作業チェックリストを作成し、段取り、設定、作業中、片付けといった各段階で、安全に関する確認項目を記録・チェックしています。このチェックリストは形骸化させず、定期的に内容を見直し、作業手順の変更や過去のヒヤリハット事例などを反映。これにより、「思い込み」や「慣れ」によるヒューマンエラーのリスクを低減し、安全な作業遂行をサポートしています。
真空成形機や裁断機などの主要な生産設備は、月1回以上の頻度で定期的な点検、清掃、注油といったメンテナンスを実施しています。これにより、突発的な故障を防ぐ「予防保全」に努め、設備の安定稼働とオペレーターの安全を確保しています。また、日常の作業中に気づいた設備の異音や異常振動などの情報は、すぐに現場全体で共有し、トラブルの兆候を早期に発見・対応する体制を構築しています。
変幻自在。だから、応えられる。
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